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”レディ・デイ"伝記的作品 映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』感想


Photo by Rafay Ansari on Unsplash

 

前年度第93回アカデミー賞 主演女優賞(アンドラ・デイ )ノミネートで話題となりました

女性ジャズ・ヴォーカリスト レディ・デイことビリー・ホリデイの生涯を描いた伝記的作品 映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』の感想と、本作の関連情報についてのまとめの記事です。

Robert
以下、記事のポイントになります。
ところでRobertってなにもの
マサマサ

本記事の信憑性

Robert

・特に映画通でもなんでもない

・映画鑑賞暦40年以上

・CD1000枚以上コレクション

・音楽大好きの技術系サラリーマン

オヤジ(Robert)による既鑑賞作品に関する感想について、備忘録も兼ねてご紹介!

この記事を読んで

『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』鑑賞してみようかな?

と思って頂ければ、オヤジ(Robert)幸せです。

(注意)

以下、ネタバレの可能性もありますのでご注意下さい!!

*本ページはプロモーションが含まれています。

 

「すぐに”ビリー・ホリデイ”関連作品のVOD配信状況が知りたい!」というかたは、”ビリー・ホリデイ”関連作品のVOD配信状況からどうぞ

映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』に関する勝手な感想文

「ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ」(2月11日公開)本予告

『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』

1959年に44歳の若さ亡くなられた 伝説的女性ジャズ・ヴォーカリスト レディ・デイ

こと”ビリー・ホリデイ”を描いた伝記的作品です。

作品内では、時代の都合により 当時 黒人というアメリカ社会のなかで弱い立場ながら、歌手として生き抜いていく”ビリー・ホリデイ”

という、いちシンガーが、アメリカの政府機関恐れられていた存在として描かれていたところが、衝撃的な内容であり興味深いpointでした。

黒人という当時弱い立場でありながら、歌だけで国に戦いを挑んでいた”ビリー・ホリデイ”の姿勢は、黒人の方々のヒーロー的存在であるだけでなく、全ての人種においても、ある種の社会の中での人間の可能性を体現してくれている勇気のモデルとも言えるのではないでしょうか。

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”ビリー・ホリデイ”を演じたのは"アンドラ・デイ"

『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』のなかで、女性ジャズ・ヴォーカリスト ビリー・ホリデイを演じたのは、アメリカ人でシンガーソングライター 兼女優アンドラ・デイです。

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アンドラ・デイのパフォーマンスは、本作が演技初挑戦ながら

アカデミー賞の主演女優賞(アンドラ・デイ )ノミネートされるほどの、正に身体をはったインパクトのある演技

オヤジ(Robert)も圧倒されました

注目すべきはライブシーン

そして、その演技もさることながら、注目すべきは女性ジャズ・ヴォーカリスト”ビリー・ホリデイ”を訪仏させるライブシーンです。

今回の鑑賞を機会に、初めて”ビリー・ホリデイ”過去の作品

も、何枚か視聴してみましたが

”ビリー・ホリデイ”が活躍していた当時とは録音やミキシング技術の違いもあると思いますが、アンドラ・デイの歌は、明らかに声質や特徴のようなところも含めて、オヤジ(Robert)的には”ビリー・ホリデイ”とは似た部分が少ない印象でした。

ただ、その艶っぽいというか、色気のあって可愛らしい印象の歌声は

非常に魅力的です。

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その凄みを感じるパフォーマンスをみて浮かんだある日本のシンガー

さらに、クライマックスでもある奇妙な果実を歌う場面でで登場する”ビリー・ホリデイ”

Andra Day Performs "Strange Fruit" | United States vs. Billie Holiday | Hulu Original

による、思わず聴き入ってしまう凄みを感じるパフォーマンスは、(例えが古いですが)偶然にも果実がタイトルになっている

正に、リンゴ追分をうたう美空ひばりですね。

とにかくリー・ダニエルズ監督が、本作を通じて見せたかったとおっしゃっている”ビリー・ホリデイ”の精神でもある

内なる秘めた強さアンドラ・デイ十分演じきった

と言えるのではないでしょうか。

あとは、本作の背景にある人種差別の事件として記憶に新しいブラック・ライヴズ・マターにて

アンドラ・デイの力強い「ライズ・アップ」という曲が、運動のデモで歌われたシンボル的な1曲でもある点や

”ビリー・ホリデイ”通称”レディ・デイ"から、ご自身の名前に”デイ”をもらっているエピソードなどからも

現代の”ビリー・ホリデイ”の精神として、アンドラ・デイが選ばれることことは必然だったと思われます。

Andra Day - Rise Up [Official Music Video] [Inspiration Version]

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”ビリー・ホリデイ”関連作品のVOD配信状況

映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』は、既にVODで配信されております

また、”ビリー・ホリデイ”に関する作品でVODで配信されている作品は、(2022/3/13現在では)『ニューオリンズ』だけのようです。

以上2点のVOD配信に関する最新情報については、他の作品の状況とあわせて、以下の記事でご紹介しております。

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▼ 提供: 株式会社エムティーアイ ▼

music.jp

『ニューオリンズ』(1947)

見どころ

ルイ・アームストロングをはじめ、

クラシックやジャズの名手が本人役で多数出演。

彼らの演奏やビリー・ホリデイの歌声と共に、

恋の行く末とジャズの遍歴が綴られる。

引用:U-NEXT                https://video.unext.jp/

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『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』サントラ盤情報

『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』サントラ盤情報について以下にまとめてみました。

作品情報「ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ (ミュージック・フロム・ザ・モーション・ピクチャー) / アンドラ・デイ  」

(ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ (ミュージック・フロム・ザ・モーション・ピクチャー) / アンドラ・デイ  :クリックするとAmazon商品ページ)

・タイトル:ザ・ユナイテッド・ステイツ vs. ビリー・ホリデイ (ミュージック・フロム・ザ・モーション・ピクチャー)
・発売年:2021
・フォーマット CD
・レーベル: ワーナーミュージック・ジャパン

 曲目リスト

01 オール・オブ・ミー
02 奇妙な果実
03 タイグレス・アンド・ツイード
04 チャーリー・ウィルソン-ザ・デビル・アンド・アイ・ゴット・アップ・トゥ・ダンス・ア・スロー・ダンス(feat. セバスチャン・コール)
05 ソリチュード
06 ブレイク・ユア・フォール
07 アイ・クライド・フォー・ユー
08 エイント・ノーバディーズ・ビジネス
09 ゼム・ゼア・アイズ
10 レディ・シングス・ザ・ブルース
11 ラヴァ―・マン
12 ギミー・ア・ピッグフット・アンド・ア・ボトル・オブ・ビア
13 ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド

全13曲


出典:Spotify  https://www.spotify.com/jp/

Robert

『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』の音楽は、これまでたまたま記事にしてきました

映画「リスペクト」

映画『ドリームプラン』

なども手掛けた、クリス・バワーズが担当しております。

クリス・バワーズは、『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』のなかで、アンドラ・デイが歌うビリー・ホリデイの曲を選曲した人物でもあると思われますが、選曲の内容はバラエテイにとんでいて、素晴しい完成度でもあり、聴いていてライブのシーンを回想させてくれます。

ただ、2. 奇妙な果実について、作品内で披露されたversionアレンジが少々違っていたところが残念pointでした

sptifyは、全55曲もあるビリー・ホリデイbest盤的playlisがありましたので、そちらをupさせて頂きました。

Strange Fruit

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▼ 提供:株式会社レコチョク ▼

『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』に関する勝手なエバリュエーション

本作品に関する

"オヤジ(Robert)の勝手なクライテリア"

【オヤジ(Robert)の勝手なクライテリア】はこちらのページに掲載

によるエバリュエーションは

"A”

  • A : また是非みたい作品
    (個人的な理由(前回鑑賞時にあまり理解できてない/前回鑑賞時に途中寝てしまった/ しばらく見てなかったから) 含む)

となります。

”ビリー・ホリデイ”に関する過去の作品『BILLIE ビリー』では、”ビリー・ホリデイ”を含めたインタビューを基本とした内容のようですが、歌のシーンも少しは含まれているようですので、近い将来鑑賞してみたいと思っております。

そして、個人的にはその雰囲気をアンドラ・デイのパフォーマンスと、やはりもう一度比べてみたいところはあります。

あとは、クラブでのライブシーンはオヤジ(Robert)も思わず聴き入ってしまうほど、完成度が高かった内容でしたので、そういう意味でももう一度確認&鑑賞してみたい作品です。

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『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』に関するパンフレットの記憶

今回の『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』のパンフレットの感想は、(今回も)充実していた内容でした。

オヤジ(Robert)にとっての新たな発見は、音楽評論家でもあるピーター・バラガン氏の、想像以上のビリー・ホリデイ愛でした。

このパンフレットの記事も興味深い内容でしたが、以下にupしておりますYoutube動画sptify

『BARAKAN CINEMA DIARY』第5回『BILLIE ビリー』配信

出典:Real Sound                           URL:https://realsound.jp/movie/2021/08/post-839195.html

などでも、ピーター・バラガン氏は、”ビリー・ホリデイ”について語りつくしており

その愛は、半端ないものを感じます。

そんな”ビリー・ホリデイ”の音楽についてお詳しいピーター・バラガン氏も、本作『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』について好評価をされていたので、作品の内容だけでなく、音楽的にも非常に完成度が高い内容であることは間違いありません

また、「アンドラ・デイ インタビュー」での記事のなかに、”ビリー・ホリデイ”についての内容で"戦う"という単語が何回かでてきましたが

アンドラ・デイも、この作品に関わっている間はその"戦う"というスピリッツを体現していたように感じます。

さらに、「リー・ダニエルズ監督のインタビュー」コーナーに掲載されていたリー・ダニエルズ監督本作に対するアプローチ

本作品で描きたかったビリー像のに関しても、非常に興味深い内容でした。

その他にも

「映画評論家」

「音楽評論家」

「CHRONOLOGY」

「SONGS 全使用曲解説」

「PRODUCTION NOTES」

など

非常に盛りだくさんの内容になっておりますので、映画FANにはおすすめです。

『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』Fan’s Voice独占最速オンライン試写会 アフタートーク

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まとめ

今回は、映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』の鑑賞を機会に

・ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』に関する勝手な感想文

・”ビリー・ホリデイ”関連作品のVOD配信状況

・『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』のサントラ情報

といった内容をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』を観てから、オヤジ(Robert)はCDレンタルサービスを通じて”ビリー・ホリデイ”の過去の作品を初めて聴いてみました

 

これまでは、この年代の音楽音や録音のチープさに関して、勝手に物足りなさを感じて

聴こえてくる音楽のその先に創造力が働かなかった状態だったのが、今回の鑑賞を機会にやっと理解できたようなそんな気がします。

音がチープだったために、かえってより情報が少なくて、”ビリー・ホリデイ”声の表情をキャッチするように耳も意識も働くようになった そういう理解にいたりました

 

本作、『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』を鑑賞して与えられた

歴史

時代背景

本人がおかれた境遇

など

さまざまな情報により、『リスペクト』のアレサ・フランクリン

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と同様に、”ビリー・ホリデイ”という人物像がオヤジ(Robert)のなかで立体的に表現され

より、その人物の内面や本質的なものへの理解が進んでいく印象があります。

これから、ビリー・ホリデイの音楽を聴くときは、この作品の物語がセットになっていくのかもしれませんね。

 

この記事を読んで頂きましたみなさんも

映画『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』

是非、ご鑑賞してみてはいかがでしょうか?

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