Photo by Daria Sheveleva on Unsplash
第94回アカデミー賞(作品賞、主演男優賞(ウィル・スミス)、助演女優賞(アーンジャニュー・エリス))
をはじめとする計6部門ノミネートで話題の
映画『ドリームプラン』の感想と本作の関連情報についてまとめてみました。
ポイント
本記事の信憑性
・特に映画通でもなんでもない
・映画鑑賞暦40年以上!?
・CD1000枚以上コレクション
・音楽大好きの技術系サラリーマン
オヤジ(Robert)による既鑑賞作品に関する感想について備忘録も兼ねてご紹介!
この記事を読んで
『ドリームプラン』鑑賞してみようかな?
と思って頂ければ、オヤジ(Robert)幸せです。
(注意)
以下、ネタバレの可能性もありますのでご注意下さい!!
*本ページはプロモーションが含まれています。
▼ 株式会社U-NEXT ▼
映画『ドリームプラン』に関する勝手な感想文
映画『ドリームプラン』日本版予告 2022年2月23日(水・祝)公開
『ドリームプラン』
は、リチャード・ウィリアムズという、テニスについて選手での経歴含めてほぼ経験のないひとりの男が
自分の子供でもある、テニスの世界ランキングNo.1にも輝いたビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹について、二人が小さいころから自身の過去の経験からくる
屈強に生きるための拘り、スピリッツが軸の決して諦めず、揺らぐことのない独自の子育て理論を続けて
最終的に、姉妹を世界チャンピオンに育てあげていく軌跡を描いた物語です。
『#ドリームプラン』女子プロテニス界を席巻したウイリアムズ姉妹にこんな誕生秘話があったとは。独裁者のような父親のドリームプランもすごいけれど、それにも増して強い家族の絆とぶれない父の強靱なメンタルが圧巻です。大きな夢を持ってそれに向かって努力を続けることの素晴らしさ!@fansvoicejp pic.twitter.com/zIYjjkfqTy
— パストラル (@pastoralpast) January 17, 2022
オヤジ(Rober)が
前評判や予告情報から、この作品を通じて知りたかったことは
ウィル・スミス演じる、リチャード・ウィリアムズという人物はどのような人物なのか?
そして
リチャード・ウィリアムズが成し遂げた、どんなことがテニスで勝つために重要なのか?
がありました。
本作でも描かれていましたが、リチャード・ウィリアムズという人物は、その通常想像される指導や常識的な理論を超えて、テニスを頭で理解して研究もして、でもプレーはしなかった。
という、正に全くの想定外の思想にてテニスに対峙し
そして、演技のなかではありましたが
自分の娘のテニスコーチの指導中に大胆に介入して、自分の考えを連呼する頑固さ
その行動、振る舞いは、あらためて衝撃で、この作品をみて、さらに さらにリチャード・ウィリアムズという人物に興味がわきました。
その後の調査にて、Web上で掲載されていた内容ですが、別項
でご紹介しておりますので、ご興味ありましたら是非ご覧ください。
チャード・ウィリアムズの拘りのひとつ
テニスで、最も基本的なことのひとつとなる、ボールのうちかたのスタンス
の話題がありますが
リチャード・ウィリアムズの拘りのなかの一つが、テニスでボールを打つ際のスタンスがオープンスタンスであることがありました。
テニス暦30年のオヤジ(Robert)も、丁度映画が進行している年代に、クローズドスタンスからオープンスタンスに、ボールの打ち方を変えていくプロセス中にあったので、このエピソードは、懐かしくもありその大胆さが、リアルに伝わってきました。
▼ 提供: 株式会社エムティーアイ ▼
リチャード・ウィリアムズのユニークな指導のエピソードは少なめの印象
『ドリームプラン』で少し残念だったのは
予告編などでもハイライトされていたテニスに関する、そのリチャード・ウィリアムズによるユニークな指導のエピソードやシーンが、思ったより少ない印象にて
何故あそこまでウイリアムズ姉妹二人が強くなれたか?に関するプロセスや説得力という点では、納得がいく描写が無かったので、テニスで勝つために重要なことへの答えが、オヤジ(Robert)のなかで少しモヤモヤしてしまったことでした。
ビーナスとセリーナのウイリアムズ姉妹は、2009年からマイアミの少数派オーナー。同年にマイアミの95%を買収したスティーブン・ロスは、ウィリアムズ姉妹、ジェニファー・ロペス夫妻、グロリア・エステファン夫妻など、数人のセレブリティを少数派オーナーに招聘。https://t.co/aSFaYY5ib9... pic.twitter.com/yeAdtY4AhP
— Touchdown (@TouchdownNet) May 29, 2023
ただ、ここまで大胆な行動をとらないと夢というものはそう簡単にはかなわないものということも
リチャード・ウィリアムズは、この作品のエピソードを通じて身をもって教えてくれているようにも感じます。
製作スタッフにウィリアムズ・ファミリーが参加してます
『ドリームプラン』の製作スタッフの話題では
製作総指揮に
ビーナス・ウィリアムズ
セリーナ・ウィリアムズ
のお名前があり
〖ドリームプラン〗鑑賞。実話スポーツものに間違いなし❗️ウイリアムズ姉妹が活躍するまでの物語。W・スミス3度目の正直オスカー獲得なるか!・バーンサルもいい‼️ビヨンセの書き下ろし新曲、字幕監修、伊達公子さん◎ pic.twitter.com/SJQnnxSQkd
— TOXIC★サトウ★AVENGER (@MASAYOSHI2363) February 23, 2022
さらに、二人の姉でもあり、マルチメディア・映画プロデューサーの肩書をお持ちのイーシャ・プライスのお名前もあったので
本作には、二人のお墨付きというか、細かな描写はもちろん、家族の想いが込められていることは間違いなく
作品のなかで、ウイリアムズ姉妹を演じた二人の役者によるテニスのプレイやショットも、シロート目でもかなり本格的なもので、二人がかなり訓練されたことが伺えました。
特に、試合のシーンなどの描写も緊張感が伝わってくる内容でしたので
リアルな物語として、作品のなかに没入できて非常に楽しめました。
その他のリチャード・ウィリアムズ関連情報
リチャード・ウィリアムズについて、Web上の情報を調べてみると、いろいろありましたので、以下に参考までに共有します。
"headline headline--single">Serena and Venus’ dad raised champs using these ‘unorthodox’ methods
出典:NEW YORK POST
この記事は、『ドリームプラン』のリリースに関する記事で作品でも描かれている
リチャード・ウィリアムズの数々の言動や、監督のコメントなどが紹介されています。
Black and White: The Way I See It (English Edition) Kindle版
(Black and White: The Way I See It (English Edition) Kindle版 :クリックするとAmazon商品ページ)
正に、この本の中にリチャード・ウィリアムズによる人生における成功ためのメソッドが記録されております。
Amazonの紹介pageでも、高評価のコメントがならび、興味深い宣伝文も気になります。
オヤジ(Robert)的には、リチャード・ウィリアムズについてもう少し知りたいところもあり、間違いなく必読対象ではあるのですが、オヤジ(Robert)の現在の英語力
ではおそらくディテールの理解は難しく(涙)
是非、出版社のかたには翻訳版の出版を切望いたします。
もし、貴方の家族に二人の小さなお子さんがいらっしゃるようでしたら今すぐ読むしかないでしょう!
Richard Williams on raising champions
この映像は、大分昔に録られたおそらく先ほどの本の内容についてのインタビュー映像ですが
インタビューの内容に関しては、細かいニュアンスはもちろん、オヤジ(Robert)の現在の英語力ではやはり正しく理解するのは難しく
Youtubeの文字おこしによる翻訳機能で概要はだいたい把握できるレベルです。
この映像に登場する、坦々と語るリチャード・ウィリアムズの表情や回答している内容などは印象的で、何となくクセが強そうだったり
穏やかな感じですが、悟っているかのような 坦々としたコメントなどからも、頑固度の高さなどは十分伝わってきます。
▼ 提供:LINEヤフー株式会社 ▼
“大坂なおみ“の活躍もリチャード・ウィリアムズの偉業です
大坂なおみ選手を世界一のプレイヤーに育てた「家族の存在」
幼い頃の大坂選手のコーチを務めた父は、なんとテニス未経験だったそう!出典: COSMOPOLITAN URL:https://www.cosmopolitan.com/
その後、Web上で見つけたこの記事よると
大阪なおみ
の父でもある、ハイチ系アメリカ人のレオナルド・フランソワさんは、リチャード・ウィリアムズの指導法に従ってビデオを見て
娘たちに、1日に何千ものボールを打たせたこともあったそうな。
そして、父はテニス未経験者で子供である姉妹二人がプロでテニスしている完コピなところも驚きです。
また、大阪なおみ
は、憧れの存在としてセリーナ・ウィリアムズをあげていた記憶もあります。
従って、リチャード・ウィリアムズがいなかったら”大阪なおみ”もいなかったということになりますね。
そういう意味でも、大阪なおみの活躍もリチャード・ウィリアムズという人物が成し遂げた偉業のひとつであることは、間違いありません。
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『ドリーム プラン』のVOD配信状況
映画『ドリーム プラン』は既にVODで配信されております。
尚、VOD配信に関する最新情報については他の作品の状況とあわせて、以下の記事でご紹介しております。
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『ドリーム プラン』サントラ盤情報
『ドリーム プラン』のサントラ盤情報について、以下にまとめてみました。
作品情報「King Richard (Original Motion Picture Soundtrack) / クリス・バワーズ 」
(King Richard (Original Motion Picture Soundtrack) / クリス・バワーズ :クリックするとAmazon商品ページ)
・タイトル:King Richard (Original Motion Picture Soundtrack
・発売年:2021
・フォーマット: MP3 ダウンロード
・レーベル: ???
曲目リスト
01. Family Dinner
02. The Plan
03. Unexpected
04. Hitting
05. Practice
06. First Match
07. Carbon Mesa
08. That's Our Job
09. Fired
10. So You Wanna Play?
11. Court Day
12. Stafford
13. Both Girls
14. Venus vs. Vicario
15. First Set
16. Vicario
17. Match
18. Family /(以上)クリス・バワーズ
19. Be Alive (From the Motion Picture “King Richard”)/ ビヨンセ
全19曲
出典:Spotify https://www.spotify.com/jp/
『ドリーム プラン』の音楽は、映画「リスペクト」なども手掛けたクリス・バワーズが担当しているところも注目ですが
内容は、インスト中心で、第94回アカデミー賞で歌曲賞にノミネートされている、Be Alive / ビヨンセ以外は劇中歌などは挿入されておらず
amazon情報では
ストリーミングとmp3のダウンロードによる提供のみのようです。
劇中歌情報としては、映画の舞台となっている時代も80年代~90年代の内容なので
ジャーニーのOnly the Young
(Greatest Hits / Journey :クリックするとAmazon商品ページ)
が出てきたり
幼いときの、ウイリアムズ姉妹が
ホイットニーのグレイテスト・ラヴ・オブ・オール
(Whitney Houston / Whitney Houston :クリックするとAmazon商品ページ)
を口ずさむシーンもあったりと、オヤジ(Robert)にとっても馴染みの曲も多い印象でした。
sptifyは、おそらく本作の劇中歌が全曲まとめてlist化されている感じでしたので、そのlistをupしました。
最近の作品では、ほぼ ほぼsptifyでlist化されているので、仮にCD発売されていても購入前に試聴できる感じで便利ですね。
以下の主題歌「Be Alive / Beyonce」の映像は、作品を回想できる素晴しい編集内容になっております。
Beyoncé – Be Alive (Original Song from the Motion Picture “King Richard”) (Official Lyric Video)
▼ 提供:株式会社レコチョク ▼
『ドリームプラン』に関する勝手なエバリュエーション
本作品に関する
"オヤジ(Robert)の勝手なクライテリア"
(【オヤジ(Robert)の勝手なクライテリア】はこちらのページに掲載)
によるエバリュエーションは
"A”
- A : また是非みたい作品
(個人的な理由(前回鑑賞時にあまり理解できてない/前回鑑賞時に途中寝てしまった/ しばらく見てなかったから) 含む)
となります。
リチャード・ウィリアムズという人物について、オヤジ(Robert)のなかでまだまだ理解できてない部分も多く
多分、本作を何回みても全部は理解できないかもしれませんが
同じ人間として
父親として
家族を守るために、自分の信念を貫いた生き方は、是非もう一度確認&鑑賞してみたい非常に興味深い作品です。
『ドリームプラン』に関するパンフレットの記憶
今回の『ドリームプラン』のパンフレットの感想は、久々に充実していた内容でした。
やはり、メインは
INTERVIEWのコーナーに掲載されていた、ウイル・スミスのインタビュー記事でしょうか。
なかでも
「なぜリチャード・ウィリアムズを演じたいと思ったのか?」
は、非常に興味深い内容でした。
記事によると、ウイル・スミスは、ある様子を世間の人たちにみせてあげたかったらしいのですが
彼は確かに劇中で(だいたい中盤くらいに)そのシーンを見事に演じてらっしゃいます。
少々ズルイですが、詳細は是非作品で確認してみて下さい。
また、記事の内容からウイル・スミス自身もこの家族の物語から学んだことが沢山あるようで
同じアメリカ人としても、『ドリームプラン』は興味深い内容であることが伺えます。
さらに、HISTORYのコーナーで
VENUS & SERENAの偉業を年表のように年代をおって記録されている表記も、これまで二人の姉妹の試合をみてテニスを楽しんできたオヤジ(Robert)自身の歴史と重なる内容になるため、そのひとつひとつの出来事をみていると、当時の思い出や感情も回帰する素晴らしい自分へのプレゼントにもなりました。
さらに さらに
SPCIAL INTERVIEWのコーナーでは、オヤジ(Robert)のヒーローでもあり本作で字幕鑑賞を担当された、伊達公子 氏によるインタビュー記事もあり
彼女の感想も試合の描写のディテール含め、本作を絶賛されておりましたので、本作の完成度の高さを証明しているようです。
個人的にも、伊達さんのインタビュー記事にもありましたが、ビーナス・ウィリアムズと対戦した当時世界ランク1位のアランチャ・サンチェス・ビカリオが
風貌やプレースタイル
ショットのエグさ
含めて、笑ってしまうくらい、特徴をつかまれていた点もpoint高いです。
加えて
東京2020オリンピックで日本女子バスケットを銀メダルに導いた
トム・ホ-バス氏による、コーチという視点からの本作に対するコメントの新鮮さや
本作の監督でもある、レイナルド・マーカス・グリーン氏は、メジャーリーグのトライアウトを受けているアスリートでもある情報など
本作内におけるアスリートの内面含めた、試合の場面のリアルさなどを裏付ける頷ける内容が沢山あります。
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編集後記~オヤジのながいはなし
映画『ドリームプラン』に関する内容として
・「ドリームプラン』に関する勝手な感想文
・その他のリチャード・ウィリアムズ関連情報
・”大坂なおみ”の活躍もリチャード・ウィリアムズの偉業です
・『ドリーム プラン』のVOD配信状況
・『ドリーム プラン』のサントラ情報
など、ご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
映画『ドリームプラン』は第94回アカデミー賞で
作品賞をはじめとする6部門でノミネートされている作品ということで
正に
先日、記事にもしました映画『ドライブ・マイ・カー』のライバルになることは、間違いありません!
テニスファンとしては『ドリームプラン』をきっかけに、またテニス界が盛り上がってくれるのを期待しているのですが
一方
映画『ドライブ・マイ・カー』にも是非とも偉業を成し遂げてほしい!
ということで、ワクワクのなか迎えた第94回アカデミー賞でしたが・・・
本作では、ウィル・スミスが見事に主演男優賞を受賞されました。
ウィル・スミスは、アカデミー賞は今回が初受賞だったのは意外でしたが
今回の演技が、リチャード・ウィリアムズをハイレベルで演じきったことは証明されました
ということで、繰り返しになりますが、本作はリチャード・ウィリアムズを理解するうえでも、分かりやすい教科書になりますね。
ただ、授賞式ではウィル・スミスが別の話題で注目されたのは、少々残念な出来事でしたが(苦笑)
この記事を読んで頂きましたみなさんも
映画『ドリームプラン』
是非、ご鑑賞してみてはいかがでしょうか?
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