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パイオニア的レーベルの軌跡 映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』感想


UnsplashOcramnaig_o1が撮影した写真

”ブルーノート・レコード”ってどんなレーベルなの?
マサマサ

 

設立してから80年を超えても音楽シーンに影響を与え続けているパイオニア的レーベル「ブルーノート・レコード」過去・現在・未来が分かるドキュメンタリー作品

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』の感想と、本作の関連情報についてのまとめの記事です。

Robert
以下、記事のポイントになります。

ポイント

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』に関する勝手な感想文

『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』のVOD配信状況

『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』に関する音楽情報とおすすめ曲

ところでRobertってなにもの
マサマサ

本記事の信憑性

Robert

・特に映画通でもなんでもない

・映画鑑賞暦40年以上!?

・CD1000枚以上コレクション

・音楽大好きの技術系サラリーマン

オヤジ(Robert)による既鑑賞作品に関する感想について備忘録もかねてご紹介!

この記事を読んで

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』鑑賞してみようかな?

と思って頂ければ、オヤジ(Robert)幸せです。

(注意)

以下、ネタバレの可能性もありますのでご注意下さい!!

*本ページはプロモーションが含まれています。

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』に関する勝手な感想文

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』ティザー映像

 

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』は、JAZZががお好きな方ならもちろんご存知の名門レーベル「ブルーノート・レコード」

設立80周年を記念して製作されたドキュメンタリー作品です。

本作は、”ブルーノート・レコード”自体の成り立ちや歴史など、”ブルーノート・レコード”について深く理解できる内容にて

正直、JAZZに関しては初心者の部類に入るオヤジ(Robert)ですが、今回の鑑賞でJAZZに関するこれまでの歴史に関して、お陰様にて少し偉そうに語れるようになりました。

知ってそうで知らなかった「ブルーノート・レコード」

”ブルーノート”という名前は本場アメリカの

Blue Note New York

をはじめ、自身も何度も生演奏を体感しているブルーノート東京

などからも昔から親しみがあり

「ブルーノート・レコード」は、ジャズ・レーベルでは老舗中の老舗という認識で

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』を鑑賞するまでは

Robert

殆どのジャズの名盤はこのレーベルから生まれている!

と、勝手に思っていたくらいでしたが、全然そんなわけでもなく

「ブルーノート・レコード」自体がスタンダード”の再演などには関心はなく

本作の英タイトルにあるBeyond the Notesジャズを超えてと翻訳されているように、常に新しいものを創造する文化があったところも完全に勘違いしていたところでもありました。

ブルーノート・レコードの意外な所属メンバーと関連レーベル

ブルーノート・レコードには、意外な所属メンバーのかたが在籍してらっしゃいます。

オヤジ(Robert)も普段から聴いていた

ノラ・ジョ-ンズ

ロバート・グラスパー

も、このレーベルに所属しているミュージシャンであることも全く気が付いておりませんでした

改めて、オヤジ(Robert)のジャズCDコレクションを振りかえると、ノラ・ジョ-ンズ意外はほとんどが他のレーベルで、まだまだ未知の部分が多いレーベルという印象です。

また、ブルーノートの姉妹レーベルで、1988年東京で設立しダイアン・リーヴスなども所属するサムシン・エルスなるレーベルの存在も、今回初めて知りました。

話は少しそれますが、日本のJAZZのレーベルでは、大阪の下駄屋さんがはじめたジャズ・レーベル澤野工房さん

があります。

 

澤野工房さんで取り扱っている作品は、ネットでも購入できますが、タワレコにいくと試聴もできます。

取り扱っている作品は厳選されており、JAZZ初心者でも分かりやすい良い感じの作品が多いので、タワレコで試聴しちゃうと、ついつい購入しちゃうので困りものです。

Keyman的存在 ウェイン・ショーター

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』個人的に印象が残ったのは、結構しゃべりでも出演していたWayne Shorter(ウェイン・ショーター)の存在でした。

ブルーノート・レコードの躍進に寄与し、

ジャズ・メッセンジャーズ

マイルス・デイヴィス・クインテット

ウェザー・リポート

という、超有名バンドへの参加の経歴

そして

ご自身のお名前でもある、ウェイン・ショーターとしてもリリースされている素晴らしい名盤の数々

是非checkしたくなりました。

 

ウェイン・ショーターについては、元イーグルスのドン・ヘンリーのヒット曲

The End of the Innocence

The End Of The Innocence (Remastered)

の曲の後半で登場する、印象的なサックス・パートを担当されていたなどの話題もでてきました。

このThe End of the Innocenceという曲は、Bruce Hornsby のversionもありますが、この季節に聴くと改めて良い曲ですね~♪

【2023/03/05 update】

ジャズ・サックスの巨匠、ウェイン・ショーター逝去。その功績を辿る

出典:udiscovermusic.jp   URL:https://www.udiscovermusic.jp/news/wayne-shorter-jazz-saxophone-giant-dies

上記NEWSより、2023年3月2日 ウェイン・ショーター氏が亡くなったことを知りました。

ご冥福をお祈り申し上げます。

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『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』のVOD配信状況

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』VODでの配信状況について以下にまとめてみました。

作品名 U-NEXT Amazon Prime Video Netflix  music.jp
『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』(2019) -- 0円 -- 330円
(参考)無料お試し期間 31日 30日 なし 30日

(備考)

・本内容は2022/10/14現在の情報

・表示金額はのレンタル代金(税込)

・( )内は劇場公開年

・月額利用料金は、各サービスのサイトにてご確認ください。

 

▼ 提供: 株式会社エムティーアイ ▼

music.jp

『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』(2019)

第二次世界大戦前夜、ナチス統治下のドイツからアメリカに移住したジャズ好きの二人の青年が立ち上げたブルーノートレコード。

アーティストに完全に自由をあたえ、ジャズのみならず、アート全般やヒップホップ等の音楽に消えることのない足跡をのこしてきた。

映画はロバート・グラスパーを中心とする若手アーティストに2人のレジェンド、ハービー・ハンコックとウェイン・ショーターが加わる夢のセッションからスタートする!

(C) 2018 Mira Film All Rights Reserved

引用:Amazon prime video                              URL:https://www.amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89-%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%A6-%E5%AD%97%E5%B9%95%E7%89%88-%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B088DK744K/ref=sr_1_1?crid=3C3S6RMCACORC&keywords=%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88+%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89+%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%A6+%E5%AD%97%E5%B9%95%E7%89%88&qid=1665673325&qu=eyJxc2MiOiIwLjc5IiwicXNhIjoiMC41MyIsInFzcCI6IjAuMDAifQ%3D%3D&s=instant-video&sprefix=%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%80%80%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%BA%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%A6%2Cinstant-video%2C421&sr=1-1

 

現時点(2022/10/14)で、配信しているのは

Amazon Prime Videomusic.jpの2社のみのようです。

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『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』に関する音楽情報とおすすめ曲

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』サントラ盤情報などプチ音楽情報とおすすめ曲について以下にまとめてみました。

作品情報「ブルーノート・レコード ジャズを超えて(オリジナル・サウンドトラック) / ヴァリアス・アーティスト 」

ブルーノート・レコード ジャズを超えて(オリジナル・サウンドトラック) / ヴァリアス・アーティスト :クリックするとAmazon商品ページ)

・タイトル:ブルーノート・レコード ジャズを超えて(オリジナル・サウンドトラック)
・発売年:2019
・フォーマット CD
・レーベル : Universal Music =music=SMJ

 曲目リスト

Disc1
01.Bayyinah
02.Succotash
03.Summertime
04.In Walked Bud
05.Un Poco Loco
06.Dance Line
07.Blue Train
08.I Waited For You
09.Somethin` Else
10.Mayreh
11.Mode For Joe

Disc2
01.Masquelero Feat.wayne Shorter & Herbie Hancock
02.Fee-fi-fo-fum
03.Free For All
04.The Sidewinder
05.Song For My Father
06.Ode To Billie Joe
07.Spinning Wheel
08.Cantaloop (Flip Fantasia)
09.Don`t Know Why
10.Black Radio Feat.yasiin Bey

全21曲


出典:Spotify  https://www.spotify.com/jp/

ライナーノーツの情報によると、映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』には、長短合わせて約50曲も使用されております。

また、サントラ盤の21曲は、そのなかから厳選されたものであり、さらにこのなかでも、以下の曲以外は全てブルーノート・レコードのスタジオで産まれたオリジナルな新曲だそうな。

(Disk1)

03.Summertime

08.I Waited For You

(Disk2)

01.Masquelero Feat.wayne Shorter & Herbie Hancock

06.Ode To Billie Joe

07.Spinning Wheel

 

そのブルーノート・レコードのスタジオオリジナルではないもののなかから、多くのJAZZミュージシャンからもよくカバーされる

Summertime(サマータイム)

Sidney Bechet - Summertime 

という曲が、実はブルーノート・レコードの初のヒット曲であることも、ライナーノーツから知りました。

さらに、JAZZの音楽はJAZZ以外の過去の有名な楽曲をアレンジした作品も多い印象ですが

今回の記事作成の過程でビルボードのポップ シングル チャートで 1 位にもなったOde To Billie Joeの原曲

Ode to Billy Joe / Bobby Gentry

と初めて出会うこともできました。

obbie Gentry sings 'Ode To Billie Joe' live on the Andy Williams Show 1971

このYoutubeの映像は、画質はあまり良くないは残念ですが、映像から伝わる雰囲気が時代を映していていいですね。

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 おすすめの曲は SIDE1-3、SIDE2-4、SIDE2-7  Recommended songs are SIDE1-3、SIDE2-4、SIDE2-7

Robert
今回の作品「ブルーノート・レコード ジャズを超えて(オリジナル・サウンドトラック)」のなかから、(あえて

「Don`t Know Why / NorahJones」は外して)おすすめの3曲を選んでみると、こんな感じです。

  • Disc1-7 「 Blue Train」(John Coltrane):John Coltrane唯一のブルーノート録音作品「 Blue Train」のタイトル曲です。冒頭のテナーサックスとトランペットによるユニゾンプレイしかり、JAZZ初心者のかたでも、この曲のJohn Coltraneによる非常に計算された、インパクトのある吹きっぷりは印象に残るのではないでしょうか。
  • Disc1-9. 「Somethin Else」(Cannonball Adderley & Miles Davis):JAZZの名盤といわれている「Somethin Else / Cannonball Adderley」は、実はMiles Davisが書きおろした作品で弟子の Cannonball Adderley名義にして世に出ていることも今回知りました。弟子 Cannonball Adderleyとのかけあいが楽しめる、Miles Davisのキッチリとした仕事振りが伺える作品です。
  • Disc2-8 「 Cantaloop (Flip Fantasia)」(Us3):初めてこの曲を聴いた時は、既に原曲「Cantaloop / Herbie Hancock」は知ってはいたのですが、原曲のイメージを損なわず・・・というか、よりカッコ良く仕上げて音が重なっていくアレンジが凄くて、圧倒される感じがあったのを今でもおぼえてます。

曲目リストに戻る

 

US3 - Cantaloop (Flip Fantasia) [Official Video]

BLUE NOTE CLUBについて

「ブルーノート・レコード ジャズを超えて(オリジナル・サウンドトラック)」のCD盤のなかに、ライナーノーツ以外で”BLUE NOTE CLUB”なる文字が記入されたカードが挿入されておりました。

指定サイト

BLUE NOTE CLUB WEB (futureartist.net)

にて、このカードに記載されているシリアルコードを入力すると、”BLUE NOTE CLUB”に入会(無料)できるとのこと。

これまでの開催イベントの内容をみてみると

頻度は少な目ですが、会員にならないと参加できないレアなイベントもあるので、JAZZに興味があるかたは無料ですので入会しても損はないかと。

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▼ 提供:株式会社レコチョク ▼

『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』に関する勝手なエバリュエーション

本作品に関する"オヤジ(Robert)の勝手なクライテリア"

【オヤジ(Robert)の勝手なクライテリア】はこちらのページに掲載

によるエバリュエーションは

"A”

  • A : また是非みたい作品
    (個人的な理由(前回鑑賞時にあまり理解できてない/前回鑑賞時に途中寝てしまった/ しばらく見てなかったから) 含む)

となります。

 

ドキュメンタリー作品の傾向として

予想はしていたのですが、それにしても映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』あまりにも情報満載で、登場人物もJAZZ初心者にはむしろ知らない人物も多く・・・

また、将来的にもオヤジ(Robert)がJAZZについて沢山学んだ後に自分の知識のcheck用としてももう一度みてみたい作品ですね。

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『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』に関するパンフレットの記憶

今回のパンフレットは、購入して大正解!の内容でした。

以下の項目が、パンフレットの冒頭に掲載されておりますが

・ブルーノート・レコードについて

・監督 ソフィー・フーバーより

・劇中に登場する名曲紹介

・現社長ドン・ウォズが語るブルーノート・レコード

・出演者プロフィール

・日本語字幕

 

引用:映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』より

 

特に正解だったのが、「・日本語字幕」のコーナーでした。

作品内の出演者のコメントが、(全部checkしてないので不明ですが)おそらく全て文字として記録されているところです。

それは、インタビュー的内容も多いのですが、(和訳の解釈の粒度の影響もありますが)リアルな人物の発言そのものでもあり

それぞれのアーテイストの視点について非常に興味深い内容でした。

 

「・劇中に登場する名曲紹介」のコーナーでは

サントラ盤でも解説を担当されているレコート・プロデューサーの行方均さんによる

全編を流れる音楽のうちブルーノートの主たる30曲と、関連の数曲についてのコメントが紹介されており、新たな発見もあります。

 

「・ブルーノート・レコードについて」についても

「ブルーノート・レコード」の歴史について画像つきでコンパクトにまとめられており、忘れてしまった内容など直ぐにcheckできるところもありがたいです。

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▼ Amazone.co.jp ▼

編集後記~オヤジのながいはなし

今回は映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』に関する内容として

・映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』に関する勝手な感想文

・『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』のVOD配信状況

・『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』に関する音楽情報とおすすめ曲

・『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』に関するにパンフレットの記憶

など、ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』は、”ブルーノート・レコード”自体の成り立ちや歴史に加えて

JAZZに関するこれまでの歴史に関して学べる歴史教科書的作品でもあります。

また、JAZZ初心者にとっても新しい刺激や発見も多く

本作品に登場する素晴しいミュージシャン名盤といわれる作品たちと出会う素晴しい機会になると思います。

この記事を読んで頂きましたみなさんも

映画『ブルーノート・レコード ジャズを超えて』

是非、ご鑑賞してみてはいかがでしょうか?

 

(参考)記事で紹介しました動画配信(VOD)サービスリスト

    • (2022/8/21 現在の情報)

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