音と映像の記憶

“最先端のカオス”に置き去りにされた 映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』感想


UnsplashCallum Skeltonが撮影した写真

エブエブって何がそんなに凄い作品なの?
マサマサ

2023年(第95回)アカデミー賞にて。作品賞をはじめとする主要6部門を含む計7部門で受賞の快挙!!

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』の感想と、本作の関連情報についてのまとめの記事です。

Robert
以下、記事のポイントになります。

ポイント

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に関する勝手な感想文

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に関する音楽情報

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に関するにパンフレットの記憶

ところでRobertってなにもの
マサマサ

本記事の信憑性

特に映画通でもなんでもない

映画鑑賞暦40年以上!?

CD1000枚以上コレクション

音楽大好きの技術系サラリーマンオヤジ(Robert)による

既鑑賞作品に関する感想について備忘録も兼ねてご紹介!

この記事を読んで

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』鑑賞してみようかな?

と思って頂ければオヤジ(Robert)幸せです。

(注意)

以下、ネタバレの可能性もありますのでご注意下さい!!

*本ページはプロモーションが含まれています。

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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス”ジョン』の音楽を担当した”サン・ラックス(Son Lux)”について

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス”ジョン』音楽を担当したのは、アメリカの音楽グループ”サン・ラックス(Son Lux)”です。

”サン・ラックス”については

下記H.Pの内容によると

Son Lux — Official Website

出典:Son Lux            URL:https://sonluxmusic.com/

創設者 Ryan Lott のソロ プロジェクトとして始まったプロジェクトが

2014年にイアン・チャン (Ian Chang)  と ラフィーク・バーティア (Rafiq Bhatia) が加入してトリオに拡大。

トリオとして、 Brighter Wounds (2018) と 3 枚組アルバムTomorrowsを含む 6 つのスタジオアルバムをリリース済。

バンドは、ソウル、ヒップホップ、実験的な即興演奏を行ったりする活動を行っている。

 

といったグループのようです。

 

”サン・ラックス”は、これまでかなりのYouTube動画を製作しておりますが

それらの動画で彼らの作品を聴いていくと

何となくですが彼らの世界観がみえてきます。

楽曲自体も単純にPC上でつくりあげるのではなく、Live的な活動での表現も結構されております。

 

Son Lux ⁠— "Easy" with Woodkid (Live at Montreux Jazz Festival 2016)

 

先日のアカデミー賞でのパフォーマンスも、斬新で印象的な内容でした。

 

”サン・ラックス”の楽曲について、オヤジ(Robert)がいろいろ聴いた中で気に入ったのがこちらの楽曲です。

シンプルな歌詞が,静かにメロディに溶け込んでいく感じが、美しく表現されております。

Son Lux - No Fate Awaits Me ft. Faux Fix (Official Audio)

 

こちらのVは楽曲はともかく(爆)、表現の手法と音楽と映像の一体感が天才的でもあり凄い作品です。

Son Lux - Change Is Everything (Official Music Video)

 

ただ、”サン・ラックス”の楽曲については

突き抜けた明るさや、先ほどの曲のような分かりやすいメロディの曲は少なく

最近upされた曲でもある、以下の作品もどちらかというと哲学的というか、少し陰なイメージがあります。

Son Lux – “Undertow" (Official Video)

 

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス”ジョン』の監督であるダニエルズが

今回彼らを指名したのも、ご自身が表現しようとしている世界と、サン・ラックスの音楽の世界とに共通性があったためと想像しますが

その音楽から感じる新しい感覚と、映像との一体感を作り出す才能については

そのカオスの世界を表現するには十分魅力的な存在だったはずです。

 

エンドロールで流れていたこちらの楽曲も、劇場で鑑賞した時点ではほぼ感じませんでしたが、

彼らが、本作品の世界に大分歩み寄ったかたちでの創作物になっており、新たな道を開いた感じがします。

This Is A Life (Extended)

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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に関する勝手なエバリュエーション

本作品に関する

"オヤジ(Robert)の勝手なクライテリア"

【オヤジ(Robert)の勝手なクライテリア】はこちらのページに掲載

によるエバリュエーションは

"A”

  • A : また是非みたい作品
    (個人的な理由(前回鑑賞時にあまり理解できてない/前回鑑賞時に途中寝てしまった/ しばらく見てなかったから) 含む)

となります。

 

理由は

以下のメンバーとのインタビューでも登場していた

オヤジ(Robert)も好きな作品でもある

映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』

の監督のクエストラブも既に15回も観たと言って、サン・ラックスの楽曲含めて絶賛していましたし

 

Everything Everywhere All At Once | Questlove & Son Lux Conversation | Official Clip | A24

多分まだ全然理解してない”最先端のカオス”についての学びも含めて復習するためです。

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『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に関するパンフレットの記憶

今回のパンフレットは

オヤジ(Robert)のように、作品に置いてきぼりにされた感のあるかたにとっては、必需品となる作品に仕上がっております。

 

構成的には、最近は少なめでもあるコラムについて

5人ものかたによる記事が掲載されているという異例の状態でしたが

オヤジ(Robert)的には、やはりこの作品の分かりにくさに対する

このパンフレット制作者の方々の(映画愛故の)解であると理解しました。

 

特に、ニヒリズム(虚無主義)という考え方についての内容を交えた解説は、本作の理解をかなり進めてくれました。

オヤジ(Robert)的に、このニヒリズム(虚無主義)に対して、これまでどう向き合った来たか?改めて考えた時には

やはり、師匠(浜省)のあの楽曲が頭の中で流れてきて・・・

もう遠い昔に腑に落ちて忘れていたテーマであることが想起されました。

 

君と歩いた道 浜田省吾

 

それから、音楽ライターの新谷洋子氏による

サン・ラックスについての内容や

本作の劇中歌に対するCDのライナーノーツ並みの解説に関しては、非常に興味深い内容で

今回サン・ラックスの音楽について、興味をもつきっかけにもなりました。

 

あと、残念ポイントとして

出演者のかたがたのインタビュー記事が無かったところがありますが

Web記事や先ほどご紹介した動画を含めて結構露出されているようですので

そちらの情報で十分かもしれませんね。

 

さらには、本パンフレットの冊子の「中とじ込み」のようなっていた部分で紹介されていた

沢山の画像(詳細は秘密)については、非常に遊び心ある演出でしたし

あらためて本作の映画の方の製作者の方々の編集作業のご苦労を感じました。

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まとめ

今回は、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に関する内容として

・映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に関する勝手な感想文

・映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に関する音楽情報

・映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に関するにパンフレットの記憶

などご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

 

この記事を読んで頂きましたみなさんも

最先端のカオスが楽しめる

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

是非、ご鑑賞してみてはいかがでしょうか?

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