
Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto 映画ポスター

1984年の東京。
まだ30代だった坂本龍一(以下、教授)が、街を歩き、語り、演奏する。
映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』は、
そんな“過去の東京”と“若き日の教授”を、
フランス人監督の視点で切り取ったドキュメンタリー作品です。
現在の渋谷を歩きながら劇場へ向かい、
スクリーンに映し出される1984年の渋谷を観る――
そのコントラスト自体が、すでに映画体験の一部でした。
本記事では、50代オヤジ(Robert)が本作を鑑賞し、
映画・音楽・展示イベントを通して感じたことのまとめになります。

ポイント

本記事の信憑性

・特に映画通でもなんでもない
・映画鑑賞暦40年以上!?
・CD1000枚以上コレクション
・坂本龍一(教授)大好き
・音楽大好きの元技術系サラリーマン
オヤジ(Robert)による既鑑賞作品に関する感想について、備忘録も兼ねてご紹介!
この記事を読んで
『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』鑑賞してみようかな?
と思って頂ければ、オヤジ(Robert)幸せです。
(注意)
以下、ネタバレの可能性もありますのでご注意下さい!!
*本ページはプロモーションが含まれています。
1. 映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』を観た感想
映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』を観た率直な感想について以下に記します。
1.1. 1984年の東京へタイムスリップする映像体験


1984年 渋谷 東京 映画 Tokyo Melody
時代は1984年。渋谷駅の切符を切る駅員さんや
渋谷のスクランブル交差点をはじめとした渋谷駅周辺の映像が登場。
今回、鑑賞したのはヒューマントラストシネマ渋谷さん。
SUICAで渋谷駅の改札を抜けて
その劇場に向う際に、つい見かけた渋谷駅周辺の景色と
本作で登場する同じ場所の景色とのコントラストも
作品のなかでリアルに楽しめました。
それから原宿の竹の子族や新宿アルタ前の映像などは
当時、秋田で生活していたオヤジ(Robert)にとっては未知の世界でもある
当時の東京へタイムスリップしたかのような空気感が伝わってくる内容でした。
作品に登場する、30歳くらい 教授は、
当時から音楽に対する考え方が確立されているようで
自身の生い立ちから音楽哲学、文化について淡々と語るシーンが印象的でした。
そして、インタビュー以外でも 直前で公開された
『戦場のメリークリスマス』でのご経験もあってか、
アルタ前の大画面とのシンクロ演技なども
おそらく監督から要求されたユーモアティックなセリフ含めて
そつなくこなすスマートさをみせていたところも新鮮でした。
1.2. フランス人監督が切り取った「東京」と「教授」


若き坂本龍一 Tokyo Melody
本作は、あくまで当時教授と同じ年くらいの
フランス人の女性監督 エリザベス・レナード氏が
彼女の視点から切り取った教授と東京の映像でもあり、
以下の記事からも、同氏は特にシナリオなども存在しない自由な感じで製作された
ということで
それが非常に斬新で面白い内容に仕上がっていた印象でした。
「とんでもなくチャーミングだった」──『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』監督が語る、坂本龍一と1980年代の東京
出典:美術手帳 URL:https://bijutsutecho.com/magazine/interview/31921
また、作品に登場する映像は、
全てのものが必ずしも教授に関係するものではない印象でした。
それから、原宿の竹の子族の映像やお祭りの映像などもそうでしたが、
教授の楽曲にも登場する、ある繰り返される音のかたまりについて
監督は何か惹かれるものがあり、それを表現されていたのかもしれません。
オフィシャルサイト
出典:avex entertainment URL:https://tokyomelody.com/
上記オフィシャルページの情報からも、 本作は様々なプロセスを経て、
今回劇場公開されたようですので
とにかく、かなり貴重なドキュメンタリー作品ということは間違いないです。
【1.16公開】映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4Kレストア版|本予告90秒
1.3. 作品を彩る音楽と『音楽図鑑』の存在


Tokyo Melody Popup 展示
作品に使用されている楽曲としては、
Openingで、Live映像にてビハインドザマスクのパフォーマンスが登場しますが
そこで登場する、教授がクールな感じでなかなかカッコいいです。
また、当時の妻でもある矢野顕子氏と二人並んで座って
Tong Pooを1台のpianoを使って演奏する映像も登場しますが、
初めて観るものでしたので、これまた新鮮でした。
それらの著名な曲以外では、
教授の4枚目のソロアルバム『音楽図鑑』から数曲使用されており
当時も含めてオヤジ(Robert)もその作品を試聴したことが無かったので
映像のとでダブルで新鮮でした。
1.4. 1984年、高校生だったオヤジの個人的記憶


1984年 高校生 音楽 カセットテープ
1984年といえば
オヤジ(Roret)は当時高校生
当時のオヤジ(Robert)の音楽ライフは
当時の象徴的な作品「1984/バンヘイレン」
をはじめとした洋楽三昧の日々を過ごしており
YMOや教授の音楽は、アルバム「BGM」や「左うでの夢」を極たまに聴いていたくらいで、
他はあまり聴いてなかった印象です。
本作は、上映時間が1時間程度という短い時間だったことや
TVへの露出も少なめだった、当時30代の教授の発言から知る
興味深い内容やはじめてみる表情なども新鮮でもあり
改めて


そんな気持ちが沸々とわいてくる作品でもありました。
1984年当時、オヤジ(Robert)がどんな音楽を聴いていたかについては、こちらの記事でも触れています。
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【1.16公開】映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4Kレストア版|本編映像 ②
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2. 映画公開記念展示「Tokyo Melody|Popup」に行ってきました


Tokyo Melody Popup 展示
映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』の公開にあわせて開催されたイベント、
「Tokyo Melody|Popup」にも参加してきました。
本イベントは、映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』の劇場公開を記念した展示企画で、
2026年1月10日(土)〜18日(日)の9日間限定で開催されたものです。
2.1. 映画鑑賞“後”に行くのがおすすめな理由


Tokyo Melody Popup DRINK
本展「Tokyo Melody|Popup」では、
ポートレートや映像作品および関連資料など多数公開されており、
本イベントは2026年1月16日の劇場公開に先駆けて開催されたイベントなのですが
オヤジ(Robert)的には、もちろん映画も観てないし
映画に関する情報もほぼ未知な状態での参加でしたので
各展示内容と作品とのつながりも見えないため
それぞれの展示にあまり没入出来なかった感じでした。
従って、オヤジ(Robert)的には、
今回のような展示会は、作品を観てから参加したほうが
後から楽しめるところもありそうだし、そのほうが良かった印象です。
2.2. 坂本龍一が愛したコーヒーを飲む体験


Tokyo Melody Popup SPECIAL MENU
また、本イベント会場では、
坂本氏が生前に愛したドリンクやフードの提供や関連グッズの販売もあり、
オヤジ(Robert)も記念に何か購入しようか?
といろいろ悩みましたが ・・・結果的にコーヒーを楽しむことにしました。


坂本龍一 愛したコーヒー FUGLEN
店員さんから情報によると、
教授がコーヒーを飲むときは、主にアフリカ産の豆が好みで、
エチオピア産のものをよく飲まれていて、たまにケニア産も飲まれていたとか。
教授が愛していたというコーヒー(FUGLENコーヒー)のお味は、
普段オヤジ(Robert)が飲んでいるものとは異なり、
酸味があり軽い感じのお味でしたが


Tokyo Melody Popup 会場
そのコーヒーを飲みながら、
展示を眺めたりブース内で流れている教授の音楽を聴いたひとときは、
何となくですが、少しだけ教授の感性に近づけた自己満足感もあり、想い出に残る体験でした。
3. 映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』とアルバム『音楽図鑑』
映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』の鑑賞をきっかけに
教授のソロアルバム『音楽図鑑』を今回初めて試聴してみました。
1.1. CD情報 「音楽図鑑 -2015 Edition- / 坂本龍一 」
・タイトル:音楽図鑑
・発売日:1984年
・フォーマット: CD
・レーベル : ミディ
1.1.1. 曲目リスト Track Listings
●DISC1
1. TIBETAN DANCE
2. ETUDE
3. PARADISE LOST
4. SELF PORTRAIT
5. 旅の極北
6. M.A.Y. IN THE BACKYARD
7. 羽の林で
8. 森の人
9. A TRIBUTE TO N.J.P.
10. REPLICA
11. マ・メール・ロワ
12. きみについて……。
13. 夜のガスパール
14. 青ペンキの中の僕の涙
15. TIBETAN DANCE (VERSION)
●DISC2
1. M2 BILL
2. M4 TOD
3. SELF PORTRAIT -04A FEATURING MINAKO YOSHIDA
4. 両眼微笑 -0011-02
5. M11 BRUC
6. M16 UNTITLED
7. 旅の極北 -0016-03
8. M23 BALLAD
9. 羽の林で -0013-04A
10. マ・メール・ロワ -0014-02-MAY16
11. M31 TOKYO MELODY
12. M33 UNTITLED
全27曲
出典:Spotify https://www.spotify.com/jp/
3.1. 映画と音楽図鑑の関係性
web上の作品の説明にもあるように、
本作は教授が 4枚目のソロアルバム『音楽図鑑』を制作し始めた頃に撮られたものということですが、
アルバム『音楽図鑑』は当時の教授の情熱が注ぎ込まれた作品
と言うことが出来るかもしれません。
オヤジ(Robert)も今回の映画鑑賞の記事作成の機会に
初めて『音楽図鑑』を試聴させて頂きましたが
毎度の理解不能の旋律もありますが、 個性的な作品が散りばめられていて、
映画を観てから聴くと、またいろいろな発見がある作品でもありました。
もしこれから購入される場合は、少しお値段が高くなりますが
「 -2015 Edition-」のほうが、DISCも2枚で全部で27曲にもなり
当時の教授の活動について、妄想する楽しみも増えておすすめです。
3.2. オヤジ(Robert)が気になった3曲
『音楽図鑑』のなかで、オヤジ(Robert)が気になった3曲は以下です。
3.2.1. Tibetan Dance
アルバムの中で唯一聴いたことがあった楽曲。
この曲は、こんな昔から存在していたというインパクトで選曲。
3.2.2. Self Portrait
作品のなかでエンディングに流れた、何となくほのぼのとする作品。
この曲を何となく楽しそうに演奏している教授が印象的でした。
そして、何故かその映像を観ていて・・・涙腺崩壊😢してしまうオヤジ(Rbert)なのでした。
3.2.3. きみについて……。
この曲は、通常版ではなく『音楽図鑑 -2015 Edition-』に収録されていて
コピーライター糸井重里氏による歌詞にインパクトがある作品。
繰りかえされる音楽が耳について癖になります。
坂本龍一作品については、過去にもいくつか感想を書いています。
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4. 『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』に関する勝手なエバリュエーション(評価)
本作品に関する
"オヤジ(Robert)の勝手なクライテリア"
(【オヤジ(Robert)の勝手なクライテリア】はこちらのページに掲載)
による評価は
"A”
- A : また是非みたい作品
(個人的な理由(前回鑑賞時にあまり理解できてない/前回鑑賞時に途中寝てしまった/ しばらく見てなかったから) 含む)
となります。
理由は
単純に、もう一度観たいからです。
本作は、貴重な映像が沢山出ていましたが
上映時間が1時間と短いとはいえ、オヤジ(Robert)も常に集中出来ていたわけでもないので
確認抜け漏れcheckのために、もう一度見たいです。
5.『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』に関するパンフレットの記憶
今回の作品は、パンフレットの発売がありませんでしたので
お休みになります。
▼ Amazon.co.jp ▼
6. まとめ|もう一度観たくなる理由
『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』は、
観終わったあとに「理解できたかどうか」を問う作品ではなく、
映像や音、当時の空気感がそのまま記憶に残る作品でした。
ただ、正直一度観ただけでは理解しきれませんでした。
だからこそ、もう一度観たい。
そんな気持ちが残る映画でもありました。
この記事を読んで頂きましたみなさんも
映画『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』
是非、ご鑑賞してみてはいかがでしょうか?
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