
UnsplashのChristopher Laberintoが撮影した写真
1979年にリリースされた
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の名盤
『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』。
テクノポップという言葉がまだ特別だった時代、
中学生だったオヤジ(Robert)は、このアルバムに強烈な衝撃を受けました。
それから40年以上が経ち、
映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』を観たことをきっかけに、
この作品をあらためて聴き直してみることに。
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映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』感想|坂本龍一が遺した最後の時間と、オヤジが向き合った「自分の死」 この記事を読む
当時は気づかなかった音の表情、
そして今だからこそ胸に響くフレーズ。
この記事では、
YMOの歴史的名盤『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』を、
50代オヤジの記憶と、現在の耳で聴き直した感想文です。

ポイント

本記事の信憑性
CD1000枚以上コレクション
音楽大好き 技術系サラリーマン
オヤジ(Robert)の
備忘録的内容になっております。
この記事を読んで
YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の作品もういちど聴いてみようかな?
と思ってくれたら、オヤジ(Robert)幸せです。
*本ページはプロモーションが含まれています。
1. カセットテープで聴いていた頃の『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』
テクノポップの歴史的名盤『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』をあらためて聴いてみました。
1.1. カセットテープ情報 「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー / イエロー・マジック・オーケストラ 」

・タイトル:『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー
・発売日:1979年
・フォーマット: カセットテープ
・レーベル : ソニー・ミュージックダイレクト
1.1.1. 曲目リスト Track Listings
●SIDE A
1. テクノポリス
2. アブソリュート・エゴ・ダンス
3. ライディーン
4. キャスタリア
●SIDE B
1. ビハインド・ザ・マスク
2. デイ・トリッパー
3. インソムニア
4. ソリッド・ステイト・サヴァイヴァーアップタウン・ガール
全8曲
出典:Spotify https://www.spotify.com/jp/
1.2. オヤジ(Robert)がYMOと出会った日の話
Yellow Magic Orchestra(イエロー・マジック・オーケストラ)の音楽との出会いについては、
中学2年の文化祭の時に3年のK先輩が
ライブ・アルバム『パブリック・プレッシャー』(1980年)の音源を使用して
電子オルガンをLiveで生演奏したのを聴いたのが初めてで
その演奏を体感し、ただただ圧倒されたのを憶えています。
そこから、YMOの作品を調べ・・・「ライディーン」「テクノポリス」
という2大神曲に出会うのですが
ただ、『パブリック・プレッシャー』には「テクノポリス」が入ってなかったり
『パブリック・プレッシャー』の「ライディーン」のアレンジが少し好みではなかったので
結果的に、本作『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』が初めて購入したYMOのアルバムになりました。

本アルバムは、やはり「テクノポリス」「ライディーン」という
シングルカットされた2曲が印象的な作品であり
当時は、正直他の楽曲にはあまり魅力を感じなかったため
オヤジ(Robert)の聴きかたとしては
前述の2曲の延長線上にみえる世界を、
他の曲のなかで新たなストーリーとして勝手に妄想して楽しんでいた印象です。

また、本作は曲数も8曲と少ないので、
聴いていてあっという間に終わってしまうため、
基本は、ベスト盤ばかり聴いていた感じですね。
1.3. このアルバムで特に印象に残った3曲
このアルバムで特に印象に残った3曲についてご紹介します。
1.3.1. テクノポリス|「TOKIIO」で始まる未知の世界
アルバムの1曲目の冒頭の「TOKIIO」という、
その未知の世界に入るトリガー的なボーコーダー音が印象的であり、
強烈なインパクトを受けた1曲。
当時中学の時にこの曲にはまったオヤジ(Robrrt)は、脳内が中毒化し、
授業のときも、家にいるときも、頭の中でこの曲が勝手にリフレインしていたのでした。
1.3.2. ライディーン|歌じゃない音楽に初めて出会った曲
当時聴いていた音楽で、人が歌う歌ではなく、
初めてキーボードという楽器が奏でるメロディラインに圧倒され感動した1曲。
馬がかけるような効果音やレーザービーム的な音など、
想像力をかきたてる様々な音がちりばめられ、
その音をおいかけるだけで満足感に満たされます。
1.3.3. ビハインド・ザ・マスク|今聴いてもゾワッとする理由
単調なシンセのバッキングに様々な音が重なり、
脳内で広大な世界が構築されていく感じが斬新でクールで、
今聞いても身体の中が「ゾワッ」とします。
後半に向けて宇宙にテイクオフするようなミステリアスな主旋律の繰り返しが、
癖になり気持ち良くなる作品です。
Yellow Magic Orchestra – “Rydeen“ (Official Music Video)
2. ハイレゾ盤で聴き直した『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』

「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」に関して、記事を書く際に

今回、「 ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー 」のハイレゾ盤(FLAC)の
ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー(2018 Bob Ludwig Remastering)
FLAC 96.0kHz 24bit | 1,058.5 MB | 32:03
をレコチョクさんで購入してみました。
▼ 提供:株式会社レコチョク ▼
そこで、今回はカセットテープではなくて


最近視聴している、CDをリッピングして聴いてきた
FLAC 24ビット、88.2kHzにUPLINKしたソースと比較してみました。
試聴した感想としては
正直、これまで視聴してきたソースとの差異は、それほど大きくはない(爆)印象ですが
細かいところで比較すると、いろいろな気づきがあります。
まずは、これまでのハイレゾソースでも言えることですが


ドラムの音が、よりカチッと固くしまり
リズムに切れがでてきました。
また、各音のツブツブ感も出てくるので、
SIDEB-3. インソムニア では、
楽曲に良い感じのメリハリがさらに出てきた印象です。


また、SIDE A-1. テクノポリスでは、
冒頭から登場する細野氏ベースの音が、クリアになり表情が出てきて
これまでよりも、楽曲のなかでのベースの存在を感じるようになりました。


他にも、ボーコーダーの音をはじめ、それぞれの音がクリアになり、
SIDE A-3. ライディーン では2:00くらいからのキーボードのように
特に高い音などは、より広がりや伸びを感じます。


そして、音がより分離されて、それぞれの音の余韻などもより感じられるようになるので
より各楽器の表情を感じられるようになった印象です。
従って、これからはもちろん
今回購入したハイレゾソースを聴くことになりそうです。
ハイレゾ音源の購入・ダウンロードの方法については、以下の記事でご紹介しております。
記事の中では
・スマホでの具体的な画面における操作の方法
・スマホでハイレゾ音源を購入・ダウンロードする際の注意点
なども記載しておりますので、
初心者の方にも簡単に操作できる内容になっております。
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3. この記事を書いたきっかけ|映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』
この記事を書いたきっかけは、
映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』の鑑賞です。
坂本龍一、最後の3年半の軌跡を辿ったドキュメンタリー映画 『Ryuichi Sakamoto Diaries』
教授が亡くなったことで、イエロー・マジック・オーケストラのメンバーも、細野氏一人になりました(悲)。
そんな3人の軌跡であり、オヤジ(Robert)も何度も聴いた彼らの代表作
「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー / イエロー・マジック・オーケストラ」 について
何か記憶&記録として残したい欲求が出てきました。
また、映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』には教授の貴重な映像が沢山登場しますが
その教授のお姿をみているうちに、自分の「最後の時間」についても考えさせられる
非常に貴重な体験でした。
映画の感想記事も書いてみましたので、
以下の「映画『Ryuichi Sakamoto: Diaries』感想記事」にも宜しければご訪問くださいませ。
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4. 『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』の次に聴いてほしいYMOの作品


ここからは、オヤジ(Robert)が個人的におすすめしたいYMO作品を3枚紹介します。
4.1. パブリック・プレッシャー/公的抑圧(1980)
オヤジ(Robert)が、人生で初めて、聴いたYMOのアルバム。
個人的には、コズミック・サーフィン が、パフォーマンスも高く、好みの1曲。
観客の声やLiveの緊張感も伝わってきて、臨場感がある作品です。
このライブのサポートメンバーにギタリストの渡辺香津美氏が参加していたことは
お恥ずかしながら、この記事を書くまで全く知りませんでした。
4.2. 増殖(1980)
かなりインパクトのあるジャケットが特徴的で、その中身も負けないインパクトが満載。
個人的に印象的な楽曲としては、「ナイス・エイジ」くらいで
あとは、曲の間に挿入されている
「スネークマン・ショー」に、興味を全部もっていかれた印象の作品。
オヤジ(Robert)的には、ベストヒットUSAの小林克也氏との出会いの作品でもあります。
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4.3. BGM(1981)
クールな感じのデジタルポップの秀作。
本作には沢山の音が登場しますが、全体的に演奏のなかの音のバランスが良く
不思議と、楽曲自体もうるさく感じない印象の作品でもあります。
オヤジ(Robert)的には、
1000 KNIVES/千のナイフ
と
B面は全曲と言っていいほど
カッコいい曲が多いところも○。
5. 今も続いているYMOの記録と動き


不定期ですが、
最近の”YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)”の活動について以下にご紹介してます。
5.1. YMO初の本格的海外ツアーライブCD発売中
下記オフィシャルページの情報によると
YELLOW MAGIC ORCHESTRA | ソニーミュージックオフィシャルサイト
出典: ソニーミュージック URL:https://www.sonymusic.co.jp/artist/YellowMagicOrchestra/
YMOの1979年の初の本格的海外ツアーの全貌を収めた完全生産限定ボックス
『YMO 1979 TRANS ATLANTIC TOUR LIVE ANTHOLOGY』
から各公演CDが単独発売されております。
*CD/LPが同時発売されております。
気になる方は要チェックです。
▼ 提供:Amazon ▼
6. 編集後記|オヤジのながいはなし
今回は,
1979年に、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)によってリリースされた
テクノポップにおける歴史的名盤!「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」
について
・作品の感想~オヤジ(Robert)の昔話&おすすめ曲
・ハイレゾ盤「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー 」の感想
・YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)のおすすめCDについて
といった内容をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただきました皆さんも
ぜひ一度
”YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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