

2025年9月27日(土)、東京国際フォーラム ホールAで開催された
「フィールド・オブ・ドリームス in コンサート」 に長男と一緒に参加してきました。

映画『フィールド・オブ・ドリームス』(1989年公開)は、
オヤジ(Robert)にとって何度も観返してきた人生のバイブル的作品。
今回は、東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏とともに、巨大スクリーンで名作を鑑賞するという、
まさに特別な夜でした。

この公演に参加した理由は大きく2つ。
ひとつは、これまで同様の「フィルム・コンサート」を体験したことがなかったため、
映画ファンとして一度味わってみたかったこと。
もうひとつは、過去の映画鑑賞で記憶に残っている音楽と、
実際のオーケストラ演奏との“ギャップ”を自分の耳で確かめたかったことです。

さらに、今回は親子での参加という点も特別でした。
息子がまだ小さい頃に一度だけ一緒に観た作品ですが、
彼自身はその後何度か鑑賞していたようで、親子それぞれの立場で、改めて感じることが多い鑑賞体験となりました。

ポイント

本記事の信憑性
・特に映画通でもなんでもない
・映画鑑賞暦40年以上!?
・CD1000枚以上コレクション
・音楽大好きの技術系サラリーマン
オヤジ(Robert)の備忘録的内容になっております。
この記事を読んで
『フィールド・オブ・ドリームス』観てみようかな?
と思ってくれたら、オヤジ(Robert)幸せです。
【ネタバレ注意】
以下、ネタバレの可能性もありますのでご注意下さい!!
*本ページはプロモーションが含まれています。

1. 2025年9月27日「フィールド・オブ・ドリームス in コンサート」基本情報

2025年9月27日(土)、東京国際フォーラム ホールAにて
「フィールド・オブ・ドリームス in コンサート」が行われました。
公演名:「フィールド・オブ・ドリームス in コンサート」
公演日:2025年9月27日(土)
会場:東京国際フォーラム ホールA(東京都千代田区有楽町)
演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
今回のプログラムは、映画『フィールド・オブ・ドリームス』を巨大スクリーンで上映しながら、
一部の劇中音楽を除いたスコアを東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル)が生演奏で奏でるという豪華な内容。
まさに「映画×オーケストラ」が融合した贅沢なシネマコンサートでした。
「フィールド・オブ・ドリームス」in コンサート開催決定
▼ 提供:TowerRecords ▼
2. 東京フィルによる贅沢なシネマコンサート体験

ステージ中央には巨大なスクリーン。
そこに映し出される『フィールド・オブ・ドリームス』の映像と、
東京フィルによる生演奏が完全にシンクロする──
まさに“映画を体感する”という言葉がぴったりな時間でした。
2.1. ストリングス中心の「生の音」の厚みと感動

今回は、ステージから14列目ということで、演奏者が見える、まずまずの席がとれました。

公演の形態としては、セリフ部分は映画の音声がそのまま流れ
それ以外のシーンでは東京フィルのオーケストラが一斉に鳴り響く構成でした。
ギターやドラムなど一部は映画音源を使用していた印象ですが、
ストリングス、ブラス、パーカッションなどはすべて生演奏だった印象です。

この「生の音」が加わることで、作品の世界観が見事に再構築されていました。
特に印象的だったのは、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロなど、
ストリングスが紡ぎ出す、柔らかな音の広がりでした。

この作品の心臓部とも言える音色がホールいっぱいに響き、
映像の中の“あのトウモロコシ畑”で吹いていた風や、
ケビン・コスナー演じるレイの心の揺らぎまでも伝わってくるようでした。
"Field of Dreams" Universal Pictures Centennial Concert - Fimucité 6
2.2. 懐かしく回想された過去の想い出

UnsplashのZachary Olsonが撮影した写真
後半、父と息子が再会するあの名シーンでは、
会場全体が静まり返り、
ストリングスがゆっくりと上昇していく瞬間、
これまで何度も観てて、音楽もセリフも分かっているはずなのに・・・
オヤジ(Robert)は完全に涙〇〇壊でした😭。

UnsplashのNanbo Wangが撮影した写真
スクリーンの中の親子の姿が、
かつて、近所の公園に野球するために
自分の息子と出かけたことが懐かしく回想された瞬間でした。
これほど贅沢な映画体験は、おそらくそう多くないでしょう。

「生演奏で映画を観る」という体験が、
作品の記憶を塗り替えるほどのインパクトがあると実感しました。
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3. 映画『フィールド・オブ・ドリームス』が持つ不変の魅力

UnsplashのFaris Mohammedが撮影した写真
この映画を最初に観たのはもう30年以上前。
当時も「父と息子」「家族」「夢」といったテーマが胸に響きましたが、
年齢を重ねて再び観ると、まったく違う深さで胸に刺さります。

本作は、野球というアメリカ的な題材でありながら、
国や文化を超えて“家族の絆”を感じさせる作品でもあります。
3.1. “If you build it, he will come.”とdream(夢)
そして本作で、主人公レイがフィールドで耳にする有名な”あの声”──
“If you build it, he will come.”
(それを作れば、彼はやってくる。)
の解釈について、今回、少しWeb上で調べてみました。
印象的だったのが、映画メディア「SCREENRANT」の記事(ショーン・S・レアロス)で、
その中の一文に、”If you build...”の解釈に関する一文がありました。
”if you confront your past, you can change your future.”
(過去と向き合えば、未来を変えることができる)
出典:SCREENRANT(Sean S. Lallouz)
該当記事:Field of Dreams Ending & Meaning Explained
URL:https://screenrant.com/field-dreams-kevin-costner-ending-meaning-baseball-american-dream/
これは、これまで感じてきたものとはまた少し違う解釈との新鮮な出会いでもありました。
また、本作品のタイトルに含まれる「dream(夢)」というテーマとしては
人生の後半に入った、正に今の自分が果たして今『フィールド・オブ・ドリームス』
すなわち”自分が夢見た場所”に立っているのか?
・・・など、いろいろ考えさせられた機会にもなりました。
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4. 名セリフで振り返る『フィールド・オブ・ドリームス』

UnsplashのErik Mcleanが撮影した写真
『フィールド・オブ・ドリームス』の魅力を語るうえで欠かせないのが、心に残る数々の名セリフたちです。
そのセリフを聞くだけで、その場面の空気や匂いまで思い出すほど、印象的な言葉たちが詰まっています。
今回は、その中でも特に印象に残る5つを紹介します。
① “If you build it, he will come.”
それを作れば、彼はやってくる。
映画を象徴する最も有名なフレーズ。
最初は謎めいた言葉として主人公のレイの耳に届きますが、
物語が進むにつれて“作ること”“信じること”の意味が深まっていきます。
この言葉の本当の意味に気づいた瞬間、グッとくるものがあります。
② “Go the distance.”
最後までやり抜け。
挑戦する者の背中を押すような言葉。
映画では、主人公のレイが旅の途中で出会うさまざまな人とのつながりを通じて、
“夢を諦めないこと”の尊さを教えてくれます。
この言葉は、何歳になっても自分を奮い立たせてくれる魔法のような一言ですね。
③ “Is this heaven?”
ここは天国かい?
— “It’s Iowa.”(アイオワさ)
このやり取りも、本作を象徴する名場面のひとつ。
現実と幻想の境界が溶けていく瞬間に、
主人公のレイと父の会話が静かに響きます。
「自分にとって天国とはどこなんだろう?」と、誰もが改めて考えさせられるのではないでしょうか。
④ “Who thinks freedom is a pretty darn good thing?”
自由が素晴らしいと思う人は?
このセリフは、映画の中でアメリカという国の根底にある「自由」や「理想」を象徴しています。
それは同時に、“自分らしさを貫け”というメッセージでもあり、
夢や情熱を忘れがちなオヤジ世代の心にも刺さるフレーズです。
⑤ “To watch the game. It'll be just like when they were little kids.”
試合を見によ。昔の子どもたちのように、野球を見て、思い出すの。
この娘カリンのこの一言は、映画全体を包み込む温かさを象徴しています。
観るたびに「家族で過ごす時間の尊さ」を思い出させてくれる名シーンです。
名セリフたちを通して改めて感じたのは、
この映画が「野球の映画」ではなく、「人と人の絆を描いた人生の物語」だということ。
だからこそ、35年経った今でも世界中で愛され続けているのだと思います。
Field of Dreams (James Earl Jones Scene) | People Will Come in 4K HDR
▼提供:株式会社 WOWOWコミュニケーションズ▼
5. オヤジ(Robert)が選ぶケビン・コスナー主演おすすめ映画5選

UnsplashのFlorida Memoryが撮影した写真

本作で主演を務めたケビン・コスナーは、
1980〜90年代にかけて数々の名作を生み出したハリウッドを代表する俳優のひとりです。
彼の作品には、どれも“理想を信じる男”という共通のテーマが流れています。
今回は、ケビン・コスナー主演作品おすすめ5選のVOD配信状況を以下にまとめます。
| U-NEXT | Amazon Prime Video | Netflix | music.jp | Hulu | |
![]() | ![]() | Netflix | ![]() | ||
| ■ 月額利用料金(税込) (円) | 2,189 | 600 (*1) | 1,590 (*2) | 1,100(*3) | 1,026 |
| ■ 月付与ポイント(ポイント) | 1200 | -- | -- | 1600 | -- |
| ■ 無料お試し期間 | 31日 | 30日 | なし | 30日 | なし |
| 「アンタッチャブル」(1987年) | 0円 | 400円 | 不明 | 330円 | 330円 |
| 「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(1990年) | -- | -- | 不明 | -- | -- |
| 「JFK」(1991年) | 0円 | -- | 不明 | 330円 | -- |
| 「ボディガード」(1992年) | 0円 | 0円 | 不明 | 299円 | 0円 |
| 「ウォーターワールド」(1995年) | 0円 | 400円 | 不明 | 330円 | -- |
(備考)
・本内容は2025/10/30現在の情報
・表示金額はレンタル代金(税込) *point:(円)と同じ
・「--」は取扱無し
・( )内は劇場公開年
・Disney+などによる併用は除外しております
・(*1):Amazonプライムは月間プラン600円(税込)選択時
・(*2):Netflixは「スタンダードプラン」選択時
・(*3):music.jpは「1000コース」選択時
▼ 提供: 株式会社エムティーアイ ▼
①『アンタッチャブル』(1987)
見どころ
老練な警官、簿記のプロ、鼻っ柱の強い新人など、
個性豊かな“打倒アル・カポネチーム”の活躍が痛快。
クライマックスの“階段落ちシーン”は手に汗握る超名シーン!
引用:U-NEXT URL:https://video.unext.jp/
②『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990)
見どころ
コスナーが監督・主演を務め、アカデミー賞作品賞を受賞した感動作。
先住民との交流を通じて描かれる人間ドラマは、今観ても胸を打ちます。
引用:U-NEXT URL:https://video.unext.jp/
③『JFK』(1991)
見どころ
記録フィルムを交えたドキュメンタリータッチの演出のなかで、
ケビン・コスナー、ジャック・レモンらハリウッドスターが名演を見せる
社会派エンターテイメントの傑作だ。
引用:U-NEXT URL:https://video.unext.jp/
④『ボディガード』(1992)
見どころ
K・コスナー、H・ヒューストン共演のヒット作。
何者かに脅迫状を送られる歌手と彼女を守る警護のプロが、
次第に惹かれ合っていく姿を見つめたロマンチックサスペンス。
引用:U-NEXT URL:https://video.unext.jp/
⑤『ウォーターワールド』(1995)
見どころ
海に浮かぶ都市を巨額の製作を費やして作り上げた超大作。
海上で展開するハードなアクション、デニス・ホッパーの怪演など、
再評価が期待されるディストピア映画だ。
引用:U-NEXT URL:https://video.unext.jp/
『ダンス・ウィズ・ウルブズ』が登録されているVODが無いのは、何か理由がありそうですね。
今回も見放題最多にてダントツは、流石のU-NEXTでした。
▼ 提供:株式会社U-NEXT ▼
6. 親子で共有できた“人生の思い出づくり”──『DIE WITH ZERO』が教えてくれた時間の価値

今回のコンサートは、単なる映画イベントではなく、
オヤジ(Robert)にとって「人生の想い出」をもう一つ増やす時間になりました。
6.1. 人生でいちばん大切なのは、想い出をつくること
昨年読んだ書籍、ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO』

のなかに、以下の一文があります。
人生で一番大切なのは、想い出をつくることだ。
「出典:ビル・パーキンス『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』(2020)」
オヤジ(Robert)は、この考え方に深く共感して以来、このサイトでも紹介しているように
自分の時間とお金の使い方を、少しずつ“体験重視”へと変えるようになりました。

そんな中で観た今回の『フィールド・オブ・ドリームス in コンサート』は、
まさにその理念を体現する出来事でした。
昔、一緒に観た映画を、今度は大人になった息子と再び観る。
しかも、生演奏という“音の臨場感”を共有するという、最高の形でした。
6.2. 小さな発見から感じる本作の普遍性

終演後の反省会の際に、ふと息子が言いました。
「(エンドロールの)最後の “For our parents” って、前から入ってた?」
その何気ない一言に、彼の成長を感じると同時に、
この映画が世代を超えて伝わる普遍的なメッセージを持っていることを改めて実感しました。

親として、そして一人の映画好きとして、
この夜のことは、きっと一生忘れない記憶として刻まれたと思います。
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7. まとめ|『フィールド・オブ・ドリームス』を今こそ観るべき理由
映画『フィールド・オブ・ドリームス』は、ただの“野球映画”ではありません。
親子、夢、信念、そして人生について——
それらすべてを静かに包み込むような、不思議な温かさを持った作品です。

東京フィルによる生演奏とともに再びこの物語に触れたことで、
“もしあの時、信じて一歩踏み出していなかったら…”という、
人生の分岐点にある選択の重みについても改めて感じさせてくれました。
この記事を読んでくださった皆さんも
ぜひ一度、映画『フィールド・オブ・ドリームス』を観てみてください。
🎬 追記:オヤジの夢リスト
本作のロケ地となった「フィールド・オブ・ドリームス球場(アイオワ州ダイアーズビル)」は、
オヤジ(Robert)が“死ぬまでに訪れたい場所”のひとつです。
いつかあの球場に立って、風に揺れるトウモロコシ畑を眺めながら、
今回のコンサートを思い出したい——そんな新しい夢が、また一つ増えました。
Kevin Costner leads Yankees and White Sox from cornfield onto the Field of Dreams | FOX SPORTS
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