音と映像の記憶

「最前列で体感したブラッド・メルドー Trio|マーカス・ギルモア初体験レビュー(東京オペラシティ 2025/5/8)」

ダチン
今回とれた席は、ヤバいよ!

2025年5月8日東京オペラシティ コンサートホールで行われた

ラッド・メルドー Trio ブラッド・メルドー(ピアノ)、クリスチャン・マクブライド(ベース)マーカス・ギルモア(ドラ)の公演に行ってきました。

 

現代ジャズの最高峰ともいえるこのトリオを、

まさかの最前列ど真ん前で体感

ピアノの美しい響きに包まれつつ、目の前ではマーカス・ギルモアの圧巻のドラムが繰り広げられる――

贅沢すぎて言葉を失う時間でした。

 

音楽の専門知識はないオヤジ(Robert)ですが、

それでも強烈に残った“至近距離のジャズ体験”を

等身大の感想として残しておきたいと思います。

Robert
以下、記事のポイントになります。
ところでRobertってなにもの
マサマサ

本記事の信憑性

CD1000枚以上コレクション

音楽大好き技術系サラリーマン

オヤジ(Robert)の

備忘録的内容になっております。

この記事を読んで

ブラッド・メルドーが演奏している作品聴いてみようかな?

と思ってくれたら、オヤジ(Robert)幸せです。

(注意)

以下、ネタバレの可能性もありますのでご注意下さい!!

*本ページはプロモーションが含まれています。

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1. ライブ基本情報|ブラッド・メルドー Trio 東京オペラシティ公演(2025/5/8)

2025年5月8日、東京オペラシティ コンサートホールにて

現代ジャズシーンを代表するピアニスト、ブラッド・メルドー(Brad Mehldau)が来日公演を行いました。

 

今回のステージはトリオ編成

ベースにはクリスチャン・マクブライド(Christian McBride)

ドラムにはマーカス・ギルモア(Marcus Gilmore)

という、豪華すぎる顔ぶれ。

まさに「世界最高峰のピアノトリオ」と言えるメンバーが集結した夜でした。

会場となった東京オペラシティ コンサートホール

クラシック音楽専用ホールとして有名で、約1,600席を擁する美しい空間。

 

ジャズ公演で使われるのは比較的珍しく、その残響の豊かさが今回の演奏をより一層際立たせてくれました。

開演前から場内は熱気と静かな期待に包まれ、客席を見渡すと年齢層も幅広く

ジャズファンや音楽好きが集まっている印象で

ブラッド・メルドーならでは即興性とクラシカルな構成力を織り交ぜた演奏を息を呑むように皆さん聴き入っておりました。

以下のYoutube 動画が正にその世界になります。

 

Brad Mehldau, Christian McBride, Marcus Gilmore In Concert at The Gilmore

1.1. Set List

セットリストの情報は、以下のオフィシャルな情報で共有されております。

1.2. 演奏曲と収録アルバムとの関係

工事中。

 

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▼ 提供:LINEヤフー株式会社 ▼

2. 最前列という奇跡|友人に感謝した贅沢な座席

今年は、オヤジ(Robert)にとっては、会場の東京オペラシティ コンサートホール

演奏アーテイスト名の3名(ブラッド・メルドー クリスチャン・マクブライド マーカス・ギルモア

も初体験でしたが、それが驚きの環境での鑑賞になりましたので、最高の体験になりました😍。

2.1. 1階1列19番、ドラム正面という視界

今回のライブ、オヤジ(Robert)が手にした座席は、なんと1階1列19番

 

チケットを取ってを取ってくれた友人ダチンには感謝しかありません。

通常ではまず手に入らない位置で、この夜を過ごせたのは、まさに「贅沢すぎる体験」でした。

2.2 「罪悪感まで覚える贅沢な体験」

演奏が始まると、その距離感の特別さが一層はっきりしました。

 

打音や弦の響きが、ホール全体を経由して届くのではなく

(特にシンバル系など高い)音の粒がそのまま飛んできて体に触れるような感覚

モニター越しでは決して伝わらない“場の空気”のようなものまで感じられました。

 

まさに、コンサートホールで味わえる距離としては、これ以上ない臨場感

贅沢すぎて、少しの罪悪感を覚えるほどの時間でした。

2.3. 近すぎるがゆえの悩ましい点も

ただ、最前列ならではの悩みもありました。

視線を固定すると全体のバランスがつかみにくく、どうしても目の前のドラマーの動きにばかり集中してしまうのです。

 

結果として、左隣にいるピアノやベースへ視線を送る時間が少なくなったかもしれません(爆)。

それでも、この距離だからこそ味わえた緊張感と迫力は、他の席では決して体験できないもでした。

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3. マーカス・ギルモア初体験|衝撃を受けたドラムの世界

視界の中心にいたのは、ドラムのマーカス・ギルモアでした。

今回が初めての生体験。しかも最前列の正面という距離感

彼のプレイを凝視できるという、ジャズファンとしてはこの上ない機会でした。

3.1. 多彩な打点とリズム感

彼のドラミングは、とにかく多彩でした。

素人目に見ても「同じフレーズを繰り返すことがほとんどない」というのが分かります。

シンバル、タム、スネア──打点の位置も強弱のつけ方も次々と変化し

同じリズムを刻んでいても常に新しい景色を描き出していました

その動きに思わず目を奪われ、息をするのも忘れるほどの圧巻のパフォーマンスでした。

Marcus Gilmore - "Journey to the New" Drum Solo (Nublu Performance)

3.2. スピードと持ち替えの妙技

さらに驚かされたのは、その手際の早さです。

スティックからブラシへと瞬時に持ち替え、リズムにアクセントを加える姿。

しかも表情は淡々としていて、余計なパフォーマンスは一切なし

 

Marcus Gilmore - "Journey to the New" Drum Solo (Nublu Performance)

 

淡々と繰り出される音が、結果として圧倒的な存在感を放っていました

天才とはこういう人を指すのだろう」と思わず納得させられる瞬間です。

3.3. 淡々とした表情と天才性

これまでサイモン・フィリップススティーブ・ガッドといった巨匠ドラマーの演奏を近くで観てきましたが

ギルモアはまた違う衝撃を残してくれました。

Vic Firth Studio Sessions | Marcus Gilmore

 

まだ30代という若さもあってか、スピード感と柔軟さが際立ち、どこまでも進化していく可能性を感じさせます。

初めて目の当たりにしたオヤジ(Robert)にとっても、この夜の最大の発見は間違いなくマーカス・ギルモアでした。

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4. ブラッド・メルドーの没入ピアノ

オヤジ(Robert)の目に映ったブラッド・メルドーは、トリオを率いるリーダーというより

自分の内なる世界に深く潜り込み、そこから音を紡ぎ出している存在でした。

演奏が進むにつれ、その姿勢が彼の本質そのものだと感じられ、強く印象に残りました。

Brad Mehldau - Between the Bars (Official Video)

4.1. 自分の世界に没入するピアノスタイル

ブラッド・メルドーは、演奏中ほとんど目を閉じ、頭をわずかに下げた姿勢で鍵盤に集中していました。

大きなアクションや派手なアイコンタクトはほとんどなく

まるでトリオ全体を統率するのではなく

自分の内面を探り続け、その音に周囲が寄り添うといった雰囲気。

 

ブラッド・メルドーが奏でる即興的フレーズは、静かでありながらも強烈な存在感を放ち

聴き手を否応なく引き込んでいきました。

4.2. 音の小宇宙に包まれる会場

ひとつの曲の中でも、緊張感のあるフレーズから繊細な旋律まで自在に行き来するブラッド・メルドー

クラシック音楽的な厳密さとジャズの即興性が絶妙に融合し、会場全体を独特の空気で包み込んでいました。

少し大げさな表現ですが、ホールの残響とも相まって、まさに音の小宇宙が広がっていた感じでしょうか。

その音楽を聴く者は、ただただその流れに身を任せるしかないのであります。

Brad Mehldau trio - Live in Montreal

4.3. 仲間が見守ったアンコールの着地

演奏の中でで特に印象に残ったのは、アンコールでのラストシーンでした。

 

ブラッド・メルドーがひたすらピアノを紡ぎ続ける中

ベースのマクブライドとドラムのギルモアが演奏を止め、彼の着地を静かに見守っていた場面

仲間ですら先の展開を予測できない、その緊張感と集中力。

今この瞬間にしか生まれない音楽」というジャズの醍醐味を、会場全体で共有できた特別な瞬間でした。

ブラッド・メルドーの、一部の作品については「CDの宅配レンタルサービス」などを利用しても楽しむことができます。

「CDの宅配レンタルサービス」を提供している各社の料金の比較情報や、おすすめの借り方などについては、以下の記事でご紹介しておりますので、是非ご訪問くだいませ。

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5. クリスチャン・マクブライドの安定感

トリオの中で、位置的にも真ん中に鎮座し、体系的にも大柄でひときわ存在感を放っていたのが

ベーシストのクリスチャン・マクブライドでした。

舞台上では派手な動きや目立つ仕草は少なかったものの

彼のベースを聴いていると、「この人こそがトリオの大黒柱的存在だ」と思わせる安定感を感じました。

Christian McBride 'Tangerine' | Live Studio Session

5.1. 低音で支える確かな土台

彼のベースは、その体格さながらにどっしりとした低音でリズムを刻みつつ

時折繊細なフレーズを交えて音に深みを加えておりました。

 

ピアノとドラムがそれぞれの世界で自由に表現しても、マクブライドのベースラインがあることで

音楽全体が崩れずに形を保ち続ける感じ。

まるで、マクブライド大きな幹が真ん中でしっかり根を張り、枝葉が自由に風に揺れているようなイメージでした。

Discover Jazz - Christian McBride Trio

5.2. 控えめだからこそ際立つ安定感

彼の演奏姿勢は終始落ち着いていて、表情や立ち姿には余裕すら漂っていました

派手に目立つことはないのに、音の芯がしっかりしているため演奏全体に安心感をもたらしているようです。

Find Your Fingerprint | Christian McBride

オヤジ(Robert)としては、この夜のトリオが“自由でありながら絶妙なバランスを実現できていたのは

まさにマクブライドの存在があったからだと感じました。

華やかさではなく、静かな強さで支える――それが彼の最大の魅力だと思います。

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6. 東京オペラシティの響きとホール体験

今回のライブ会場となった東京オペラシティ コサートホール

オヤジ(Robert)にとって初めての訪問でした。

 

ホールに足を踏み入れた瞬間にまず驚かされたのは、その開放感。

高い天井と、ステージ背後にまで客席が広がる造りが、クラシック音楽の殿堂らしい荘厳さを醸し出していました。

6.1. クラシックホールならではの響き

実際に音を体験すると、その印象はさらに鮮明になります。

ジャズライブの会場としては珍しく、クラシックホール特有のクリアで深い残響が加わり

ピアノ・ベース・ドラムそれぞれの音が立体的にホールを駆け巡る。

 

最前列だったこともあり、直接的な迫力とホール全体に響く残響、その両方を同時に味わえるという贅沢な体験ができました。

6.2. すみだトリフォニーホールとの比較

今回、東京オペラシティ コサートホールを訪れて、ふと頭に浮かんだのは

以前に上原ひろみのLiveを観た「すみだトリフォニーホール」でした。

 

すみだトリフォニーホール」は東京オペラシティに比べて空間的にはやや狭く

その分、反響音をより強く感じやすいホールです。

ただ、その響きこそが魅力であり、音が壁や天井に跳ね返ることで独特の温かみを帯びる空間でもありました。

 

特にピアノ1台での上原ひろみの演奏では、その反響が良い感じの余韻となり

その余韻の広がりが感動につながる感じでもありました。

 

一方で、今回のトリオのように複数の楽器が同時に鳴る場合は、反響音の影響をより受けやすくなるので

音としての厚みは出てくるものの、これは想像ですが個々の音としては少しボヤケてしまうかもしれません。

まあ、正直これも体感してみなければ分かりませんね。

 

その点、東京オペラシティはホールのスケール感と音響設計により

各楽器の直接音がクリアに響き、全体のバランスが保たれていた印象があります。

逆に言えば、もしここでピアノ1台の演奏を聴いたら、響きが少し物足りなく感じる可能性もあるかもしれません。

 

結局のところ、どちらが優れているというよりも、

その時のバンド編成と空間の相性こそが体験を左右する――

そう実感した夜でした。

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7. まとめ|贅沢な一夜が残したもの

2025年5月8日東京オペラシティ コンサートホールで体験したブラッド・メルドー・トリオのライブ。

振り返ってみると、この夜は単に音楽を聴くだけでなく

座席・演奏・会場が一体となって生み出した贅沢なひとときでした。

最前列という奇跡的な位置から、マーカス・ギルモアの衝撃的なドラムを初体験し

クリスチャン・マクブライドの確かなベースに支えられ

そしてブラッド・メルドーの没入するピアノに圧倒される。

三者三様の個性が、ホールの響きと混ざり合い、唯一無二の体験が形になっていきました。

 

また、初めて訪れた東京オペラシティの空間そのものも、良い想い出になりました。

音がどう響くかどの席で聴くか、その条件によって同じ音楽もまったく違う表情を見せる

――それを身をもって実感した時間でもあります。

 

この記事を読んでいただきました皆さんも

ぜひ一度、ブラッド・メルドー・トリオのLive演奏

そして東京オペラシティ コンサートホールでのコンサート鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。

🎬 動画まとめ|ブラッド・メルドー Trio をもう少し楽しむ

今回の記事で紹介したメンバーたちのライブ映像を中心に、ブラッド・メルドー・トリオの魅力を感じられる動画をいくつかピックアップしました。
ライブで体感したあの音の余韻を、映像でももう一度味わってみてください。

🎹 Brad Mehldau trio - Live in Montreal
👉 [YouTubeで観る](https://youtu.be/t-03vKw7LQg?si=NsJTMlDK8gxIPkfI

静かで深みのあるタッチと、クラシカルな構成美が際立つライブ映像。
今回の東京オペラシティ公演でも感じた“没入感”をもう一度。

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🥁 Marcus Gilmore – “Journey to the New” Drum Solo
👉 [YouTubeで観る](https://youtu.be/To6JAdqDhMA?si=LLywON9944MT4XYM)

若き天才ドラマー、マーカス・ギルモアの圧巻のソロ。
スティックさばきやリズムの多彩さが、ライブ当日の記憶を呼び起こします。

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🎸 Christian McBride Trio – “Tangerine” (Live Studio Session)
👉 [YouTubeで観る](https://youtu.be/7ci7oJIkP2Q?si=ASfqhk1bgHnGISTl)

どっしりとした低音が支える、クリスチャン・マクブライドの魅力全開のスタジオライブ。
あの夜のトリオの安定感を思い出させてくれる演奏です。

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どの演奏も、今回の東京オペラシティで感じた空気感を思い出させてくれるものばかり。
個性の異なる3人が織りなす“今この瞬間の音”を、ぜひご堪能ください。

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